|
茶の世界においてはどの用具も箱にしまわれています。その理由は保護とともに「中身を引きたてる」ということが箱の用途となったからです。 結婚指輪を渡す際に使われる箱は「保護」という観点のものがほとんどなので、今回は「中身を引き立てる」ということをしっかり考えました。そしてこれにより、売る人、作る人、指輪をあげる人、もらう人皆が「幸せ」になることを目指します。 震災以降、そばにいる人を探すために結婚紹介所に登録する人が増えたそうです。 「結婚」という一番強い絆で結ばれる際にこの箱が使用されれば、東北のものが二人を繋ぐことになります。 「入れもの」から「繋ぐもの」へ箱の意味を変える作品です。 |
|