デザインコンペロゴ 復興支援 東北材デザインコンペ       木づかいビジネス協議会
 
 
今回、「復興支援 東北材デザインコンペ」に、多くの方に参加して頂き、各部門合わせて232作品のご応募を頂きました。
ご応募頂きました皆様には心より感謝致します。
今回の審査委員長を務めさせて頂くにあたり、公平な審査のため、私なりの審査基準を3つ設けさせて頂きました。

1.「適材適所」木で創ることが最も向いているデザインか!?

2.「愛用品になれるモノ」消費を促すだけのモノではなく、長く愛着を持って貰えるデザインか!?

3.「正直に自分が欲しいと思えるモノ」審査委員自身がお金を払ってでもほしいと思えるデザインか!?

第一次審査は、まずこの基準で64点に絞らせて頂いた上で、最終審査では、独自性、デザイン性、実現性、市場性、
テーマ性など細かく各審査委員の投票で各賞を選出させて頂きました。
総評としては、一般の方からプロの方々まで応募されていたこともあり、
表現レベルはバラバラですが、愛を感じるモノも多く、楽しく審査させて頂きました。
しかし「復興支援 東北材デザインコンペ」という事もあり、目的や素材、テーマが明確なだけに類似作品案も多く、
また、未発表作品でないモノまで応募されていたりと、審査委員を悩ませる結果となってしまいました。
そのため発表及び総評が遅れたことをお詫び申し上げます。
審査委員長  岩本 勝也
   
 
 
受賞者:橋本 崇秀、鈴木 仁


 
木の特性である「しなり」を生かしたデザイン。
現状、市場には女性向きの木を用いた小物は多いが、男性にも愛用出来るネクタイピン案。まだ、強度や厚み、磨きにくい内側の加工等ブラッシュアップが必要である。
橋本: この度は優秀賞に選んで頂きまして、ありがとうございました。見栄えのするデザインではありませんが、堅実さを評価して頂けたのではないかと思います。受賞後が重要なコンペだと思いますので精進して参ります。
鈴木: 優秀賞に選んで頂き、ありがとうございます。この作品で東北が少しでも良い方向に 向かって頂ければ嬉しいです。
   
 
受賞者:小針 淳志


 
一見「もったいないのでは!?」と思われる方々も多いと思います。しかし、割り箸と同じように、国内で生産、消費する事が国内の森を守るヒントです。
和紙作りの技術が普及するまでは経木を使用していた日本。循環型の社会に気付きを与えてくれればと思います。ペン立て部分の機能性はデザインの必要があると思います。
震災で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。私ひとりの力では、大したことはできませんが、デザインの力が、みんなの大きな力になれば…。
私の考えるデザインは、復興のシンボルでもある、陸前高田の一本松をデザインモチーフにしたメモ用紙です。いつでも、どこでも、だれからも忘れぬ復興シンボルでありたいという気持ちを、カタチにしました。このアイデアを世界中の人々が手にして、この日のことを忘れないために。
   
 
受賞者:江上 功


 
軽い木でも組み合わせることでボリュームのあるオブジェなど唯一性を追求することが、出来そうですが、現状流通ではガラスや樹脂系の様々なオーナメントが主流です。
今の市場を考えた場合、どのようなサイズでの展開や販売方法等が適切かなど、検討すべき点が多く残されています。
この度は、優秀賞をいただくことができ、誠にありがとうございます。大変嬉しく思っております。
東北という場所、木という素材から生まれたものが、街やひとの暮らしに彩りをあたえる「なんかいいよね」って思えるもの、関わる方々も「なんかいいよな」って思えるお仕事になれたらいいなと思い考えたのが、この木のオーナメントです。
できるだけシンプルに、そして、いろいろなことがおもしろく広がっていけたら…と思います。
   
 
 
受賞者:山極 博史


 
日本各地の民芸品としては、白樺や桜など木の皮を用いたモノはあるでしょう。でも、塩害木や放置木の記憶と未来へ希望が今回のテーマにリンクして感じました。木の幹や枝は同じように見えて、それまでの環境によってすべて異なります。
それぞれの木の個性を引き出せるデザインだと思います。
この度は作品を選出いただきありがとうございます。
普段より木に触れる仕事をしておりますが、特に塩害の被害にあってしまった材に新たな命を吹き込み蘇らせ、流通させるということは難しいながらも非常に興味を持ちました。それらが少しでも復興支援に繋がるようなアイテムになれば、と加工なども含めデザインさせていただきました。
今後、実際に商品化に向けて少しでも力添えさせていただければ
と思います。
   
 
 
受賞者:市根井 立志


 
板材の組み合わせで、簡単に組み立てが出来る。ネジや釘を使わずしかもしっかり組み立てられる方法をとっている。古典的なデザインであるが、このコンパクトな大きさや素材感は新たな木材活用の製品の可能性を秘めていると思う。
普段使いの中できらっと光るデザインの力を感じる。
コンペ参加者として、ひとつ。今回のコンペを知り、このコンペ自体が良くデザインされた企画であると思ったのが参加の動機でした。デザインが被災地支援の、微力であっても役に立てるかもしれない。
どんな作品が集まって来たのか、今は分かりませんがプロダクトとして実施されるものが沢山あるとよいですね。
   
 
 
受賞者:中谷 昭子


 
民芸品としては昔からあるものですので、デザインのオリジナル性は弱いですが、気軽で可愛らしいお土産としての力があると思いました。また、応募作品では着色していますけれど、無垢のままで目だけ入れる仕様がいいと思います。
自分たちで、自由に着色するワークショップと併せての販売などもいいかもしれません。
東北お土産部門賞をいただき、ありがとうございました。デザインという行為を通して、東日本大震災の被災地復興に少しでもお役に立てることを嬉しく思います。
また、今回の東北材コンペへの参加で、九州在住の人間として、まだまだ東北復興のためにできることがあるんだと気付く機会にもなりました。
今回の受賞を励みに、これからも日本が明るくなるなるものづくりを発信していけるよう精進していきたいと思います。
   
 
 
受賞者:黒木 太介


 
この作品は、一見シンプルなのですが、このコンペの目的でもある、需要を生み出せそうか?という点において、とても秀逸だと思います。
スポーツの応援には、各球団特徴がありますが、このカスタネットを球団に採用いただければ、東北の復興に役立ちながら、木のカスタネットの音が球場内に鳴り響く、素敵な応援ができそうです。
このデザインを拝見した際に、一瞬でそのイメージができたことが、今回の受賞の理由です。素敵なデザインをありがとうございました。
この度は、すばらしい賞をいただきまして、誠にありがとうございます。
東北材の魅力を五感で感じられるようなものを考えました。復興支援の考えから、形のデザインや構造は、汎用の木工機械で製作でき、比較的簡単で、量産しやすいことも大切だと考え、シンプルにいたしました。特別な技術を持たない人も、部分的に製作にかかわれると考えています。
今後も東北復興の一助となるよう協力させていただければと考えております。
 
受賞者:小粥 千寿


 
杉のシンプルな木目にレーザー彫刻の模様を施す事で、クオリティ性の高いコースターに仕上がっています。
色々なパターンの柄を考えて行けば、シリーズ化みたいな事が出来ると思います。
私自身の故郷、静岡県浜松市も杉の産地です。今回のコンペを通して、東北のみならず日本の森全体が活性化していけば、と思い応募しました。
和柄のコースターは、日本固有の樹種である杉に日本らしいデザインを施しました。日本の企業が国内だけでなく海外の顧客にもアピールできるツールとして活用していただければ嬉しいです。