家具・インテリア
家具といっても募集の際に「小物」とリクエストをつけました。
そのため、ちょっとしたサイズのアイデア作品が集まっています。
地球にすわろう アースチェアー ■小島 寿
【地球にすわろう】
地球に直接座れる椅子をデザインしました。土の上、草の上、砂の上など直接置いて座ってください。地べたにペタっと座る感覚、低い目線で観た景色もまた素敵なものです。
幼稚園や保育園などで最も使用して欲しい製品です。砂場や園庭に直接座って遊べる椅子がアースチェアーです。サイズも園児が自分で持って運べる大きさで、収納時もコンパクトにスタッキングができるデザインです。

a-mi ■田上 大樹
廃材を組み合わせた木製ベンチのデザイン。
廃材から40mm の正立方体を抽出し、上下左右に緩やかにズラし集積させる。一定の規則で集積構成しました。
木材同士が、「編み込まれた」ような、豊かで独特の表情を持つベンチを目指しました。また、緩やかな凹凸は人間へ、やさしい感触として微笑みに働きかけます。本製品は、一辺40mm の正立方体木材308 個の集積体です。廃材を積極活用することで、資源価値を見直すサスティナブルデザインを目指しました。

MEMORISUGI ■加藤 真知子
杉のように真っ直ぐにスクスク育って欲しいという願いを込めた、杉材による身長計。
以前は、家の柱の前にピンと背筋を伸ばし、柱に傷(印)を付けて記念・思い出を残していたものですが、昨今の住宅では、マンションの普及や建築工法の多様化により、家の中に柱があることが珍しくなってきています。そこで、身長計を杉柱に見立て、懐かしさ、暖かみが出るようにしています。両サイドは、成長の記録を残せるようにフォトフレームとしても利用できます。
お子さまの出産祝いに、リビングのオブジェに、さまざまなシーンでの活用が期待されます。

サウンドボックス(共鳴箱)エネルギーを使わず復興と木材活用活動に共鳴し続ける ■奥村 ひとし
・電話のマナーモードの音を大型化(マナーモードのまま自宅に置いておけます)
・オルゴールの聴きやすさをアップ(より大きな共鳴空間を確保)
・目覚まし時計のバージョンアップ(起きたい人の方に向けられる)
・電話着信音の聞き易さを向上
・さらに開口部手前にアロマオイル等をセットすることにより、振動が空気砲のように前方に香りを放出してくれます

ゴミボックス ■渡邉 徹哉
杉材は、木材のなかで最もポピュラーで古くから日本人になじみ深い材料であり、自然素材としてやわらかい感覚があり、香りもよく、暖かな印象を与えます。
そんな東北の杉材を活用するための、キッチンや洗面室等、どの部屋に置いても調和する家庭用ゴミボックス。
各市町村で扱っている家庭用指定ゴミ袋(20L)を内蔵できる寸法とし、ゴミ入れを簡単にするため、ボックスのカバーに回転板を付けています。自然素材のためバランスが一定しないので、重りを付け、戻りを早くし安定感とデザイン上の楽しさを加味しています。

壁につけるボール置き ■林 久美子
サッカーボール、野球ボール・・・
家の中でコロコロ転がってしまうボールの置き場を壁に作れるキット。
大きさはサッカー、バレー等の大きいボール用と野球、テニス等の小さいボール用の2種類。壁に金具を取り付け、その金具に木のパーツを差し込むだけで簡単にボール置き場ができあがります。